OLYMPUS PEN S

オリンパスペンの2代目、F2.8

上級者のサブカメラとしてのペン
発売は昭和35年(1960年)6月。
初代オリンパスペンは大好評であったが、もっと明るいレンズのペンが欲しいという要求に応えて、コパルに#000プロンタ−型を開発してもらい実現したのがペンSということである。F2.8、1/8秒というスペックが可能になった。
初代のペンは2枚羽のシャツタ−だが、このSでは5枚羽に変わっている。また価格も初代6000円がSでは8800円となっている。
Sはスペシャルの略かと勝手に考えている。

みのかんのPEN S
これを手に入れたのは結構古く、かれかこれ13年前くらいである。片耳がとれていて、4000円くらいであった。のちほどジャンクから片耳を調達し、今では完動品となっている。
当時はこのPEN Sの価値がわからず、なんとなく持て余していたものである。このカメラが貴重品であることに気づいたのはごく最近であり、大事にしなければと思っている。
とはいっても出番は少なく、面倒のないEESのほうが圧倒的に使っている。そもそもハ−フに36枚撮りを入れるとなかなか現像ができないので、気が付くとフィルムが入っているということが多い。もちろん以前何を撮影したかも覚えているはずもない。そういう場合はだいたいつまんない写真を撮っている場合が多いわけであるが、何か傑作が撮れればこのカメラに対する思い入れが強くなるのだが、今のところそれもまったくない。

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